親子の関わりを作っていくきっかけを、テクノロジーを通して提供したい。

私も夫も平日は多忙な会社で働く経営コンサルタントで、帰宅後は、2歳と4歳の幼い男の子たちの親です。生まれたばかりの時は、首が座ったり、掴まり立ちをするだけで、大きな喜びを感じ、写真や日記に記録をして楽しんでいましたが、復職をし、日々の忙しい生活に戻り、気がついたら子供たちの小さな変化や成長も日常生活の中に埋もれ、過ぎ去っていってしまう日々が続いていました。

子供が3歳くらいになってくると、手先が器用になったり、言葉を話すようになったり、高度な遊びができるようになったり、急に脳が発達してきていることを実感します。ただ、それが何を意味するのか、そしてこの先どんな経過を辿っていくのか、育児素人に私にはよくわからず、もっとうまく導いてあげられたら、と思うことがよくあります。とはいえ、子供たちの生活は、日中預けているスクールの先生頼みになってしまっており、長い1日を彼らがどう過ごし、何を吸収しているのかもわからず、帰宅後、成長した結果だけ見せられて、自分の無力さを感じることも多々あります。

そんな中で、たまに子供の遊びをじっくり見てみると、誰からも教えられていないのに、積み木の形を比較して分類したり、おままごとで、複数のお皿に同じ数だけ、フルーツを配膳したり、数学的な知恵を使った動作がよく見られ、「気がついたら小学校に上がり、机に座って、鉛筆を持って四則演算を解いているけど、それ以前の時期はブラックボックスで、いつどのように習得していくのだろう?」と思うようになりました。

そういった疑問を持って、いろいろ調べてみると、スタンフォード大学のDREMEという幼少期の数学教育の研究をしているプロジェクトのサイト(https://dreme.stanford.edu/news/play-mathematics-and-false-dichotomies)に、以下のような記述がありました。

In their free play, children naturally engage in mathematics. [1] Observations of preschoolers show that when they play, they engage in mathematical thinking at least once in almost half of each minute that they are playing. Almost 9 in 10 children engage in one or more math activities during play episodes. [2] That’s a lot of child-centered, child-generated mathematics!

要約すると、「ほとんどの未就学児は、30秒に1回は遊びの中で数学的思考をし、数学的なアクティビティを自然に取り込んでいくことができる。」と記載があり、私はまさにこれが自分が探していた答えだと思いました。このサイトは上記前提のもとに、幼少期の数学教育の取り組みの促進や、考察、子供の認知能力との相関の研究など、幼少期の数学に関する様々な研究がなされており、私のプレイシップ起業のきっかけとなるコンテンツにたくさん出会いました。

前置きが長くなってしまいましたが、自分の日々の子育ての課題意識から、「もっと昔のように子供の変化に気づき、あっという間に過ぎ去ってしまう幼少期の子供の成長に寄り添いたい」という思いから、日常の遊びを通して日々変化していく子供の状況を捉え、意味付けし、親子の距離を縮めることができるサービスを提供していくための会社、プレイシップを立ち上げました。欧米では「Parent`s engagement」という考えがあります。日本ではあまり聞き慣れない言葉ですが、親の、子どもに対する関わりをより深いものにしていこうとする考えです。プレイシップでは、親子の関わりを作っていくきっかけを提供していきたいと思い、「Parent`s engagement」をミッションステートメントに掲げています。この活動を通し、大変な子育てを、親にとって、もっと楽しいものにし、子供にとっても、自分の親に育てられた幸せを感じられる世の中にしていけたら、と願っています。

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